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第4回 I-Media情報バザール |
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日時: |
平成18年6月23日(金) 午後6時00分〜午後8時30分 |
講演: |
「“ぐるり”は情報で満ちている 〜時代を記録するスナップ〜」 |
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写真家・名古屋学芸大学教授 安達 洋次郎 氏 |
東京写真短期大学(現・東京工芸大学)を卒業後、資生堂宣伝部に入社した安達さんは、スタッフカメラマンとして『花椿』誌をはじめ広告宣伝の写真撮影を担当されました。広告は社会の流行をリードするだけでなく、資生堂のモダンで洗練されたデザインセンスは常に新鮮な輝きを放ち、トップデザイナーやアートディレクター達の才能発露の場でした。安達さんの感性はそこで磨かれ、極上の美を表現する写真を撮り続けました。しかし安達さんは、仕事に追われることで自分を見失いかけていたことに気づきます。そこで学生時代の原点に戻り、まずは自分の住んでいる東京の人たちから撮り始めようと、東京の街を徹底的に歩き始めました。それがライフワークとなり『ぐるりの人たち』『東京日記』などの出版や個展へと発展していきました。
出版された『東京日記2001』の序文には、西宮正明氏が次のように記しています。
「安達洋次郎は姿勢の正しい写真家である。資生堂で数々の広告写真を手掛けながら、同時に、別のチャンネルで、「ぐるりの人達」というキャンデットのシリーズを撮り続けて来た。そして、新しい視角と想いを発見している。東京に憧れて上京し、住みついて40年。安達洋次郎の目撃した日々は、私には好ましく、とても輝いて見える」。
そして、安達さん自身は次のようにコメントしています。
「緊張しながら被写体に近づく、ドキドキしながら一瞬を待つ、シャッターを押した瞬間にそれらが完全にフリーズされ、過去のものとなっていく、それらが心の記録ともなれば、こんな楽しいものはない。写真は実におもしろい」。
安達さんの写真を見ていると、私たちを取り巻く“ぐるり”には、なんと情報が満ちているのだろうと再認識されます。そして、時代が経てば経つほど、そこに映りこんだ情報は豊かさを増していくことを知らされます。今回は、ぐるりという情報空間について語り合うことにしましょう。
<安達洋次郎(あだち・ようじろう)氏 プロフィール>
1943年岐阜県生まれ。62年愛知県小牧高等学校卒業後上京。64年東京写真短期大学卒業(現在東京工芸大学)と同時に、資生堂本社宣伝部入社。72年写真集『1972411』を自費出版。74年に初の個展「ぐるりの人達」を開催し、89年までに同テーマで同名の個展を6回開催する。82年に資生堂を退社してフリーとなり、翌年安達写真事務所を設立。04年には藍綬褒章受章。 |
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タイムテーブル: |
18:00〜18:10 |
挨 拶 |
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バザールマスター 加藤和郎 |
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18:10〜19:00 |
ゲスト 講演 |
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「ぐるり”は情報で満ちている〜時代を記録するスナップ〜」
写真家・名古屋学芸大学教授 安達 洋次郎 氏 |
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19:00〜20:30 |
交 流 会 |
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ゲストも含めて、当日参加メンバー同士の交流会(名刺交換会)。
参加メンバーの紹介を含め、時流に沿った話題で盛り上がる“おとっときの話”を披露していただきます。
キーワードは「和気藹々」(I-Mediaの伝統を生かします)。 |
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