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第15回 I-Media情報バザール
日時: 平成19年5月24日(木) 午後5時30分〜午後8時30分
講演: 「宇宙の太陽光を、未来エネルギーに」
  宇宙航空研究開発機構(JAXA)総合技術研究本部
高度ミッション研究センター長 森 雅裕 氏
 4月16日の朝日新聞科学面のトップ記事は多くの人の目を奪いました。「地上と違って、絶え間なく太陽光が照りつける宇宙空間。そこに置いた人工衛星で太陽光を受け、レーザーや電波で地球にエネルギーを送る。かつて夢だと思われていたそんな技術で、日本が世界の先頭を走ろうとしている」というのです。要約すると、静止衛星の軌道上では地上の10倍の太陽光を捕捉できるため、これを近赤外線レーザーに変換して地上に送り、無尽蔵にある海水を分解させて水素を発生させる。コストも1キロワット時8円の原子力発電並みを目標にするというものです。この研究にはJAXA職員約40名に加えて、外部の産学の研究者約150名が参加していますが、この大プロジェクトを率いる森さんに実現への課題と抱負を語っていただきます。

<森 雅裕(もり・まさひろ) 氏 プロフィール>
 1973年に宇宙開発事業団(NASDA)に入社。我が国の実用ロケットに搭載された国産液体ロケットエンジン開発のほとんどを手がけ、特に米・露に次いで世界三番目に実用化した液体酸素と液体水素を燃料とする最新鋭ロケットエンジンLE-5の開発の中心的な役割を演じられました。その後、環境・エネルギー問題の回避に貢献する宇宙太陽光利用システムの重要性に注目し、92年からはその実用化に向けて研究・開発に着手。03年にJAXAに改組されて以降もこれを継承し、SSPS (Space Solar Power Systems)を早期実現するための総合指揮者として邁進されています。趣味はスキーとゴルフと旅行。
 最近の嗜好品は蕎麦焼酎の蕎麦湯割りと盛蕎麦だそうです。
タイムテーブル:
17:30〜17:40 オープニング  
バザールマスター 加藤和郎
17:40〜18:40 ゲスト 講演  
「宇宙の太陽光を、未来エネルギーに」
宇宙航空研究開発機構(JAXA)総合技術研究本部
高度ミッション研究センター長 森 雅裕 氏
18:50〜20:30 交 流 会  
ゲストも含めて、当日参加メンバー同士の交流会(名刺交換会)。
参加メンバーの紹介を含め、時流に沿った話題で盛り上がる“おとっときの話”を披露していただきます。キーワードは「和気藹々」(I-Mediaの伝統を生かします)。
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