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第30回 I-Media情報バザール |
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日時: |
平成20年8月28日(木) 午後5時30分〜午後8時30分 |
講演: |
国連の存在と日本の国際感覚 |
講師: |
元国連人事部長・国連大学事務局長/日本国連協会理事 伊勢 桃代 氏 |
私たちは“世界”と“国際”をほぼ同義語として使っていないでしょうか。しかし、辞書によれば、世界は地球上のすべての国家・地域をいい、国際はそれぞれの国にまたがる事象や複数の国家相互のつながりのことをいうとあります。では国際連合とはいかなる存在なのでしょうか。伊勢さんはある講演会で質問に答えて次のような発言をされています。
国家と国連の関連について、国家が一票を投じている間に国民の意思というものが問われますが、個人のアイデンティティーが国家を超えている場合があります。あるエジプト人が“自分のアイデンティティーは一つ目がアラブ、二つ目がイスラム、三つ目がエジプトだ”と言いました。しかし国家が無ければ、人間社会がどうなるかというのは非常に大きな問題でありますから、人権、労働、権利、いろんな面で普遍的な価値観を持って国家(国家体制)を重要視しなければならないというのが国連の大事な役割です」。
伊勢さんは東京生まれ、慶応義塾大学卒業後、シラキュース大学マックスウェル大学院社会学修士号、コロンビア大学都市環境・都市計画修士号を取得。1969年より国際連合ニューヨーク本部に勤務し、社会・経済開発担当、人事採用・研修部長、国連大学事務局長を歴任。この間に第147国会(1988年)の「国際問題に関する調査会」に参考人として招かれ、国連の現状や日本人スタッフの位置づけについて答えておられます。97年に退職されてからはアジア女性基金専務理事・事務局長を務め、現在は日本国連協会理事および国連大学協力会評議員。来年度はAICJ鴎州学園理事長に就任されることが内定しています。
優雅さとシャープさがほどよくブレンドされた伊勢さんのお話は、日本のそして私たち自身の国際感覚を見直すよいきっかけになるはずです。(加藤和郎)
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タイムテーブル: |
17:30〜17:40 |
オープニング |
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バザールマスター 加藤和郎 |
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17:40〜18:40 |
ゲスト 講演 |
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国連の存在と日本の国際感覚
元国連人事部長・国連大学事務局長/日本国連協会理事 伊勢 桃代 氏 |
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18:50〜20:30 |
情報バザール |
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食事をいただきながらの、気の置けない交流会です。
参加メンバーの紹介を含め、時流に沿った話題や情報など、I-Mediaならではの “おとっときの話”が飛び出します。バザール演出のキイワードは、NHK情報ネットワーク時代の伝統を引き継いで、ますますの「和気藹々」です。 |
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