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第33回 I-Media情報バザール
日時: 平成20年11月27日(木) 午後6時00分〜午後9時00分
講演: 日本の素晴らしさを忘れた日本人のために 〜新日本人からの提言〜
講師: (株)アシスト代表取締役・評論家 ビル・トッテン(Bill Totten)氏
会場: NHK青山荘 けやきの間
 日本人以上に日本を愛し、日本を憂い、日本の未来のために提言する“新日本人”がいらっしゃいます。その人が今回の講師です。思いがあまって2年前に遂に日本国籍を取得されました。その思いや主張、ご自身の日常のあり方は以下のコラムで明白です。

 「日本としては、金融で稼ぐ望みは捨て、中国や韓国など近隣諸国との間で本当に必要な製品だけを貿易する態勢に切り替えることが必要でしょう。私たちは広告に踊らされる買い物中毒を治し、裁縫や料理も覚えなければなりません。お金をあまり使わないように、衣食住をなるべく自分の手で片づけられるようにするんです。少なくとも、おじいさん、おばあさんの時代まではできていたことです。」
(週刊朝日10月17日号)

 「金融恐慌だけでなく、きたるエネルギー危機に日本人がすべきことは、昭和時代には当たり前だった、自分でものを直して使う日常生活に戻ることである。そのために必要なのが拝金主義、消費社会との惜別である。はるか昔から、人はものを作り、直して使ってきた。新しいエネルギーや技術利用がそれまでに提供されればいうことはないが、安くて豊富なエネルギーに支えられた工業主義社会の終焉に際して、スキルを持ち、再利用をする習慣を身につけておくことは価値があると思うのだ。」
(アシストコラム10月24日)


 ビル・トッテンさんは1941年カリフォルニア州生まれ。カリフォルニア州立大学を卒業後、アポロ計画のロックウェル社勤務を経て、システム・デベロップメント社(SDC)に在籍しながら69年に南カリフォルニア大学経済学博士号を取得。同年SDC社員として日本の市場調査のため来日。日本こそパッケージ・ソフトウェア販売の有望な市場であると確信して進言したものの通らず、72年に自ら日本初のパッケージ・ソフトウェア販売専門会社「アシスト」を設立。日本市場を閉鎖的とする米国からの指摘に対して、アメリカの日本叩きは敗者の喧噪だと主張する『日本は悪くない』を90年に上梓。以降、主に日米問題を中心とした10冊を超す著書を出版。京都に住み、日本文化を愛し、散歩を欠かさず、菜園が趣味という“現代の小泉八雲”に日本流思考の素晴らしさを再認識させていただきます。(加藤和郎)
タイムテーブル:
18:00〜18:10 オープニング  
バザールマスター 加藤和郎
18:10〜19:10 ゲスト 講演  
日本の素晴らしさを忘れた日本人のために 〜新日本人からの提言〜
(株)アシスト代表取締役・評論家 ビル・トッテン(Bill Totten)氏
19:20〜20:40 情報バザール  
食事をいただきながらの、気の置けない交流会です。
参加メンバーの紹介を含め、時流に沿った話題や情報など、I-Mediaならではの “おとっときの話”が飛び出します。バザール演出のキイワードは、NHK情報ネットワーク時代の伝統を引き継いで、ますますの「和気藹々」です。
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